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見てきた:永山祐子のテナントビル

090316

はい、今日はいい天気でしたね。ってことで、青山付近をふらふら徘徊してたら、永山祐子の最新作に遭遇。我ながらすげぇ嗅覚。外観だけですが、どぞ。

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Photos (c) Site / shikichi  Jun-ichi Nakagawa

ハト胸ですね、すごく。オードリーの春日並みにエッヘンって感じ。

テナントビルってこれまで設計したことない。これを見て、ものすごくムズイだろうなぁという想像がつく。

なぜかというと、用途がないから。
内側の要望はただ一つ「より広く、より誰でも使えるように」なんだろう。

となると、建築家が考えるべき場所はファサードやボリュームに限られてくる。だからムズイのではないかと。

いや待てよ、先日、レーモンドの群馬音楽センターで、建築の印象なんぞ9割が外観だと思ったばっかりだった。となると、より専念できるのは、むしろテナントビルなのでは?!

そう思うと、テナントビルという設計に意欲が沸いてきた。

で、あるからして、この建築は何が起こってるのか?












わっかんねー。

外から確認できるのは、「曲面の打ち放しコンクリート」、「ランダムにあけられた開口」、「規則正しく並んだセパ穴」、「着色された開口の側面」、「セットバックした空地」、以上。

その要素から「何をしたかったのだろう?」と推測しなければならない。

唯一発見できるのは、曲面であることによって頂部が見えないという効果。ファサードがどんどん消失していく建築ってのは、これまでなかったのではないか。道路斜線や北側斜線を逆手に取ってこれまでにないボリュームを作り出す、ということがやりたかったことなのか・・・。

大きな地図で見る

(※×「永山裕子」→○「永山祐子」。名前の漢字を間違えていました。大変失礼しました) 

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コメント

コメントありがとうございます!

なんか素材がピンとこなかったんです。
ボリュームは情緒的で女性的に作っているのは分かるんだけど、素材が男性的だからか。

パネル割りセパ割りまでカッチカチにコントロールしてツルんとしたコンクリートに仕上げている、そのギャップに苦しみました(汗)。

大西麻貴+百田有希のように、素材まで整理してつくられていれば情緒的というくくりで整理しやすいのにもったいないなぁという印象。何で打ち放しコンクリートを選択したのか興味ありますね。

このビルに関してちょいと調べてみました。
オフィシャルHPがこちら。
12月に竣工していまだテナント無しかい!ってちょっと驚き。36,000円/坪という賃料が高いんじゃないの?と思って調べたら、近所の紀伊国屋スーパー跡地に建つ「Ao」(2009年4月竣工予定)は、51,000円/坪。
なんとも恐ろしい地域・・・。

それよか、この曲面ビルは一棟貸しで約300万円/月ってことは3ヶ月借り手がいないだけで1000万の機会損失・・・。ひえ~、賃貸を設計してる僕もヒトゴトじゃない・・・。

投稿: ナカガワ | 2009/03/18 00:14

よく拝見してます。
長山さんは、丘のある住宅だったと思うのですが、そこで
その先の想いをかたちにしたい。
(もう少しいい言い回しだったと思います。)
その住宅では、出ることの出来ない屋根面を丘にみたて
リビングから望むとてっぺんに木を抽象化したオブジェを
立てています。
家族が丘のような屋根を共有することで
記憶のつながりをもつ。
そんな住宅だったと思います。

なので青山のテナントもその先が見えないようにファサードを
局面にすることは、そんな情緒的な要素が視覚のなかで
残ることで、切なさとか感じるように創っているのかな・・・
と認識しています。
こういった創り方はすごく女性的だなと、感心してしまいます。。


投稿: 森孝行 | 2009/03/16 10:18

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